防水工事

”記録的な猛暑”や”想定外の雨量”等、過酷な気象に見舞われる昨今、建物へのダメージも例外ではありません。専門家の手によって、猛暑にも豪雨にも耐え抜く強い防水施工が求められます。

塗膜系防水

防水塗料を塗り重ねできた”塗膜”によって防水する工法。塗る工法の為、密着性に優れ、下地の形状になじみやすく、継ぎ目のない防水層が実現します。

シート系防水

下地にシートを貼りつける防水工法。耐候性に優れ、伸縮性を持ち、建物の収縮に追従する優れた防水材です。

塗膜系防水の種類

ウレタン系塗膜防水

現在、国内の防水施工シェアの50%以上を占めるといわれる工法。材料を塗り重ねるだけで防水効果が得られる為、施工場所を問わず、工期の短縮・高いコストパフォーマンスに有効です。また、撤去する廃材の少なさから、環境・産廃処理の観点からみても、優れています。
施工前
施工後

アスファルト系塗膜防水

防水材として定評のあるアスファルトにゴム弾性を付与することで、耐久性をさらに向上させた塗膜防水材。エマルジョン系の材料とルーフィングを積層するため、環境に優しい。アスファルト防水とは異なり施工時に火気を使用せず安全。また、少ない積層でアスファルト防水同等以上の防水性を持ち、重量・施工工程の軽減が可能。
施工前
施工後

ポリマーセメント系塗膜防水

セメント系パウダーとエマルジョン樹脂を合わせた材料からできており、有機溶剤等を含まない無機水系で環境へ配慮した材料。特定化学物質障害予防規則の配慮を必要とせず、安心して採用いただけます。環境へ配慮した材料ということもあり、施工時も火気・有機溶剤等の危険物の使用を一切必要としないため、周囲の安全も実現。密着性・耐久性が高く、カラーバリエーションも豊富。
施工前
施工後

FRP(繊維強化プラスチック)塗膜防水

近年、要注目の防水材。強度・耐久性に優れた「ガラス繊維強化プラスチック(FRP)」を用いて、耐水・耐蝕・耐候性に優れた防水層を形成。硬化が早く、工期の短縮に有効。軽量で強靭なので車両走行も可能。
施工前
施工後

シート系防水の種類

塩化ビニール系シート防水

熱や溶剤で溶ける塩ビ樹脂の特性を活かし、ジョイント部を溶着することで、高い水密性を実現。工法も様々。塩ビ素材自体にカラフルな着色や模様が施したシートもあり、美観を維持しながら防水効果も得ることができます。下地の影響を受けにくく、様々な場所に対応可能。耐久性・耐候性・耐摩耗性に優れ、保護塗装が原則不要。
施工前
施工後

加硫ゴム系シート防水

安価で軽量なだけではなく、ゴム素材ならではの伸縮性は建物の伸縮に追従し、地震の多い日本では最適とされていた素材です。ゴムなので伸縮性や柔軟性に優れ、施工も接着剤と粘着テープで貼り付けるのみの為、工期の短縮に有効。
施工前
施工後

アスファルト系シート防水

防水材として定評のあるアスファルトにゴムやプラスチック等の合成高分子系材料を付与することで、性能を高めたもの。1〜2層でも十分な防水層を形成できる。通常のアスファルト防水に対して施工が容易。
施工前
施工後